どんな治療？
ボツリヌス菌より抽出されるタンパク質の毒素を原料とした医薬品を注入する治療法です。
神経伝達物質の「アセチルコリン」の伝わりを弱める働きをするため、筋肉の動きによって刻まれていく「表情ジワ」を目立たなくしていきます。
約４～６か月で代謝されて効果が薄れていきます。
期待できる効果
シワの原因となる筋肉の収縮を抑制し、表情筋の動きによるシワの予防、改善効果が期待できます。
また、ワキの多汗症への適応や、エラの原因である発達しすぎた咬筋を委縮させることで小顔効果や過度の食いしばりによる肩こりを改善させる効果があります。
ボトックスの種類
基本的には、2009年に日本の厚生労働省から承認を受けている米国アラガン社の「ボトックスビスタ®」を推奨します。
薬剤使用単位数が多く高額となる治療部位にはKFDA（韓国食品医薬品安全庁）で認可されている韓国製の「ボツラックス」もご用意しています。
名称は異なりますが、どちらも「A型ボツリヌストキシン製剤」であり、治療希望部位に医師が注射器で注入します。
リスク・副作用
・投与時に多少の痛みがありますが、冷却しながら注入します。
・内出血のリスク、投与後に腫れることがあり、消失に2週間程度要することがあります。
・額や眉間の注入により「眼瞼下垂」などが一時的に生じることがありますが、代謝される製剤なので、次第に改善していきます。
・左右差が生じることがあります。
・効果には個人差があります。
・投与数時間後に、倦怠感や頭痛を生じる方がいらっしゃいます。
アフターケア
・投与日の激しい運動、サウナは避けてください。
・投与部位を過度にマッサージしないでください。
・３～６か月毎の継続投与を推奨します。
価格
部位によって異なります。
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